おやつの語源
江戸時代、1日2食が一般的だったころ、和時計の時刻で「八つ時(現在の午後2時から3時ごろ)」に小昼という間食を摂っておりました。その間食を「おやつ」と呼ぶようになり、やがて間食全般を「おやつ」と呼ぶようになりました。
表記としての「おやつ」
日本おやつ協会では日本語表記では「おやつ」をひらがなでの表記にしております。また、英語表記の場合は「OYATSU」です。これは、「おやつ」が日本で生まれたすばらしい文化であり、ただの軽食やスナックとは一線を画するものであることを表しています。
気分転換としてのおやつ
仕事の合間に、気分が落ち込むときに、おやつを一口食べるだけで救われることがあるはずです。ストレス社会における38℃の足湯のような存在。それが例えばデスクにおける左手のチョコサンドクッキーなのかもしれません。おやつの時間はどっぷりつからず、さらっと息抜きにして、夕食を楽しみに待ちましょう。
コミュニケーションとしてのおやつ
出張のお土産のお菓子が配られるときのワクワク感は全員を一体にさせてくれます。そして出張のお土産のお菓子を配る時は普段話さないあの部署の方とも話すチャンスなのです。その時にお土産のお菓子はただのお菓子ではなく「おやつ」としてコミュニケーションをとる手段になるのです。
おやつの未来
いつ、いかなる場合でも、おやつの時間だけは平和に過ごすことができます。また、おやつを前にすると人類はみな平等になります。そして、世界中の人々が武器の代わりにおやつを持つようになれば、世界は平和になるはずです。それがおやつの未来です。